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2014.04.20ブログ

電力不足→太陽光、蓄電池のススメ

九州電力より「今夏の電力供給力および需要の見通しについて」の発表がありました。

九州電力管内で生活していると、かつての東京のような計画停電もなく、毎夏毎に「節電にご協力ください」とアナウンスはあるものの、
毎年大きなトラブルもなく乗り切っているので、私も含めて多くの方は「原発なくても電気足りてるよね」という認識なのではないでしょうか?

しかし、4月17日に九電より経済産業省の電力需給小委員会に提出された文書「今夏の電力供給力および需要の見通しについて」を読むと、その認識が間違いであることに気付かされます。
総合資源エネルギー調査会 基本政策分科会 電力需給検証小委員会(第5回)‐配布資料

九電の今夏の需給見込みは東京電力からの応援融通があることが前提になっています。
もちろん原発の再稼働はない前提です。
東京電力からの電力融通がない場合は、夏の電力需要に対して既存発電設備を全力で発電しても10%以上電力が不足している計算になります。
しかも、松浦火力発電所2号機が3月に事故を起こしてしまい、再稼働の見込みが全く立っていない状況。
仮に東京電力からの応援融通があったとしても、3%しか供給力に予備がない状況。

最近増えてきている太陽光発電にしても、九電全体の供給力の3%程度の供給能力しかないうえ、それもすでにおり込み済みでこの数字。
今年の夏がもしも猛暑になったら、今年の夏に既存の火力発電所が故障したら、空梅雨で水不足になり水力発電が期待通りの出力を期待できなかったら、etc・・・。
電力不足というより、九電の供給力は、自力で解決できない状況である以上、事実上破綻してしまっていますね。
国や電力会社など電力供給側の努力は、もう限界だと思います。
原発再稼働は避けられませんね。
既存の火力発電所の運転と東京電力の電力融通に頼っている以上、電力需要家である企業や一個人が電力需要を減らす努力をして、
電力需要を減らす努力をしない限りは、電気代の高騰とピーク時の計画停電は避けられそうもありません。

今必要とされているのは、企業や個人レベルでの節電努力(節電機器の導入と節電意識の向上)です。
みなさん、ご自宅に1Wでも多くの太陽光発電システムを設置して自家発電しましょう。
ご自宅に蓄電池システムを設置して、1Wでも多くの電力をピークシフトしましょう。 エコキュートを設置して余っている夜間電力の有効活用をしましょう。

計画停電と電気代値上げの回避のためには、個人レベルでの協力と努力が必要です。
そうすることが、ひいては電力需要の削減および原発の廃止につながると考えます。
※2013年8月20日の書き込み(=「定置用蓄電池のススメ」)も御覧下さい。 電気代の買電単価が太陽光の売電単価を上回る時代がもうすぐそこまで来てます。


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