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2015.03.31ブログ

定置用リチウムイオン蓄電池システムの補助金申請受付が始まりました。

SII(環境共創イニシアチヴ)の平成26年度補正予算である定置用リチウムイオン蓄電池システムの補助金申請受付が開始されました。
くわしくはコチラ

この補助金、昨年度はたった2か月で募集枠オーバーで受付終了になった人気の補助金です。
それはそうでしょう。今、住宅向けで、機器単体で補助金が出るのはこの蓄電池補助金だけですからね。

今年は昨年と大きく変わった点があります。
補助対象機器の認定条件が厳しくなり、対象機器が減ったことです。

増えた条件は、「震災対策基準」です。これをクリアすることが機器認定の条件となりました。
蓄電池モジュールの圧潰試験と釘刺し試験、および蓄電池筐体の加圧試験のすべてをクリアしなければ対象外となりました。

すると、驚くことに、認定条件をクリアしたメーカーは以下の4社しかなかったようです。
★シャープ
★パナソニック
★NEC
★エリーパワー

もちろん、今後対象メーカーは増えていく可能性はありますが、重要なのは補助金応募開始の現時点で条件をクリアできているのはたったの4社しかないという事実です。

そして、この中で太陽光発電システムとの連動させて運用できるのはシャープとパナソニックのみ。

シャープはコンクリート基礎工事不要でエアコン室外機程度の大きさなのに対し、パナソニックはコンクリート基礎が必要かつエコキュート並みの大きさのパワーステーションの設置が必要とのこと。

シャープの蓄電池はコンパクトさ、設置方法の自由さ追求しており、日本国内の狭い住宅敷地内に設置しやすいように設計されているのに対し、パナソニック製の設計思想はパナホームのような大きな家で広い敷地を持っている人向きの設計になっています。

また、シャープは10年保証が付いていて、保証条件の一つである蓄電池の残容量をお客様自らリモコンで確認できるのに対し、パナソニックは10年を経過すると蓄電池の残量があっても強制停止になります。有償保守点検を入れないと運転再開できない仕組みのようです。

他にもいろいろありますが、いざ自宅に設置するとなると、性能だけではなく、物理的な制約で自然にシャープ製に落ち着くと思います。

シャープは、太陽光発電システムだけでなく、蓄電池システムにおいても技術的アドバンテージがあります。
これらは経営危機に苦しむシャープにとって救世主になるかもしれません。
シャープの役員の方が、太陽電池をはじめとした「エネルギーソリューション事業」を「シャープ再生の象徴にしたい」と30日の記者会見で語ったのも分かる気がしますね。

経営危機報道以降の新聞のシャープ叩きは目に余るものがありますね。

私は今後も少しずつ、私が知っているシャープの優れているところを書いていきたいと思います。
商品選びの際の参考にしてください。

用松 俊彦


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