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2014.09.19ブログ

モジュール変換効率と発電量

いまだに「変換効率が高いモジュール」=「発電量が高い」と思っているお客様が多くて驚いています。
競合他社のセールスも、相変わらず「変換効率」を語る人が多いです。

変換効率20%の200Wのモジュールと変換効率14%の200Wのモジュールは、どちらが発電量が多いでしょうか?

答えは 「同じ」 です。

そもそも、「変換効率」と「発電量」は全く異なる数値です。
変換効率は太陽光の何%を電気に変換できるかを表した指標で、発電量を表すものではありません。

実際の「使える電気」は、モジュールで発電したものをアレイドケーブルで送電し、接続箱や昇圧器などを介しながら(電力ロスが発生)パワーコンディショナーに取り込み、パワーコンディショナーで直流から交流に変換し(変換ロスが発生)、残った電気を分電盤まで運んできたものです。
最終的に発電してから電気を使うまでにモジュール以外の要素で相当なロスが発生します。
また、モジュールの発電自体も常に不安定で太陽に雲がかかっただけで発電が急降下しますし、悪天候では最大出力は出ません。

モジュールの変換効率を気にすること自体がいかに無意味か分かっていただけましたでしょうか?

「変換効率」は、お客様が機器選定をするうえで全く考慮する必要のない指標です。
気にするのはやめて忘れましょう。

各メーカーのモジュール1枚ずつを比較する人もいますが、これもナンセンスです。大きさや規格が異なるため、屋根に載る枚数が異なるのに1枚だけで比較しても無意味です。比較するなら設置屋根面に載せた総出力で比較するべきです。

実際に気にするべきは設置後の保証やメンテナンス体制、機器の設計寿命です。
また、故障やトラブルの際のアフターサービス体制は各メーカー、各販売店毎にかなり異なります。

この辺りを研究すれば、海外メーカーを選ぶことはまずありません。
シャープのアフターサービスがいかに手厚いかが分かると思います。

用松 俊彦


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