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2016.07.22ブログ

「保証(ほしょう)」と「補償(ほしょう)」の違い

お客様への説明の中で必ず触れないといけないこと、それは「ほしょう」についてです。

ここであえて「ほしょう」とひらがなで書いたのは、各メーカーで顕著に差があるからです。

どこのメーカーも長期「保証」と簡単にカタログで説明していますが、これは太陽光パネルの「出力」のレベルを「保証」しているだけです。

当社が長年シャープの太陽光を販売しつづける理由、それは長期保証制度が最も手厚く、「お施主様」はもとより、「販売・施工店」と「メーカー」の三者を守る保証制度があるからです。
お施主様にとって手厚いのは勿論のこと、販売・施工する我々も保護してくれて、製造するメーカーも含めて3者とも15年間は心配不要の素晴らしい仕組みがあるのです。

ほとんどのメーカーは機器を「保証」していますが、システムを「保証」および「補償」しているのはシャープだけです。
つまり、シャープ以外のメーカーは修理やアフターサービスなど、「補償」のたびに費用がかさむ仕組みです。

太陽光発電システムや定置用蓄電池などの設備機器の場合、「メーカーの製造に起因する不具合」をメーカーに「保証」してもらうのは当然として、実際に運用し始めてからお施主様が直面する問題は、「落雷や台風などの自然災害に起因する破損・不具合」です。

毎年、破損・不具合などの理由で当社OBのお客様を訪問する機会がありますが、ほとんどの場合、「落雷による破損」「台風に起因する破損」「経年劣化」の3パターンです。

「経年劣化」は製品側の問題なので、ほとんどの場合どのメーカーでも保証期間中ならば無償で修理してもらえますが、「落雷による破損」「台風に起因する破損」などは自然災害なので、一般にどのメーカーでも無償で修理することはありません。
それに対して、シャープの場合は、メーカーの長期保証制度の中に「動産総合保険」が含まれています。
つまり、メーカーが「落雷や台風などの自然災害に起因する破損・不具合」を補償してくれます。

これをメーカー側が制度化していることがポイントで、その関係で修理内容の診断費や出張費などの費用は一切かかりません。
その上で、修復工事にかかる費用は「動産総合保険」から出るので、新たな出費は必要ない仕組みです。

これがよそのメーカーだと、自然災害補償はお施主様自身が保険を掛けるものとされていますので、故障診断などの出張費は発生する度にすべて有料になってしまいます。

太陽光発電システムや蓄電池システムは、特殊な機器のため、お施主様自身で修理はできるような商品ではありません。修理する際に「専門業者による修復工事」や「旧型太陽光パネルの再生産」などが必ず発生します。しかし、修理工事費用の支払いが確保されないと、修理工事をしてくれる業者はいませんから、修理がストップしてしまいます。そうなると、故障や破損している太陽光発電システムを修理できないまま何日も放置せねばなりません。

実際、某社の太陽光発電システムが修理されないまま放置されている物件をどれだけ見たことか。どの会社も商談の時は耳障りのいいことばかり言います。「価格」や「変換効率」だけで決めると、後で泣く目に遭いますよ。


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